アルファ線は、陽子と中性子の固まりが原子から飛び出したもの。
というのが前回の話。
今回は数ある放射線の1つ、「ベータ線」のお話です。
……と行きたいんだけど……
ベータ線を分かるためには、「電荷」を知っておいた方が良いと思う。
「電荷」ってのは、小さな粒子が持つ性質のこと。
1...「プラス」
2...「マイナス」
3...「プラスでもマイナスでもない」
の3種類の電荷がある。
原子を構成するキャクターの電荷はこんな感じ。
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陽子:「プラス」の電荷を持ってるよ |
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中性子:「プラスでもマイナスでもない」の電荷を持ってるよ |
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電子:「マイナス」の電荷を持ってるよ |
各キャラの電荷がわかったところで、原子を見てみよう。
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安定な原子。ヘリウム原子(He4):陽子2個、中性子2個、電子2個 |
陽子数と中性子数って、どんな原子でも等しいわけじゃない。
陽子の数が多くなってくると、プラスの電荷を中和するために、より多くの中性子が必要になってくる。
たとえば、ヨウ素原子の場合。
53個の「陽子」に対して74個の「中性子」を持っている。
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安定な原子。ヨウ素原子(I127):陽子53個、中性子74個 |
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さて次回は、バランスが崩れた原子、陽子と中性子のお話です。 いよいよベータ線の登場!
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