では、
中性子の数が変わると原子はどうなるのか。
炭素原子 |
左下に「6」、そして上には「12」という数字がある。
下の数字は「陽子の数」。上の数は「陽子の数」+「中性子の数」。
つまり、この炭素原子には、6個の陽子と6個の中性子が入っていますよ。という意味。
原子には中性子の数が異なる兄弟がいます。炭素の場合、中性子6個・7個・8個の兄弟がいる。つまり、上の数字が12・13・14という3種の炭素があります。
この兄弟が「同位体」です。
英語で書くとisotope。語源はギリシャ語「同じ(isos)場所(topos)」。中性子数が異なっていても原子としての働きは同じ。
違いは、「壊れちゃう」同位体がある、ということ。
炭素12と炭素13は壊れない。炭素14は壊れる同位体 |
これは、時間が経つと崩壊して炭素じゃなくなってしまいます。炭素14は窒素に変化していくのです。
原子は壊れるときにエネルギーを放出します。
これが「放射線」。
放射線を出す原子、つまり壊れる原子、が「放射性物質」です。
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放射線にもいろんな種類があります。それは原子の壊れ方が違うから。
さて次回は、放射線その1(アルファ線)のお話です。
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